ヒルに叫ぶ〜日光東照宮怪奇事件簿〜
2025.06.19 ソラリス薬局 大麻店 ブログ
こんにちは、薬剤師のUです。
先日、有給を使い母と一緒に栃木へ旅行をしました。
今回は、その一部について書こうと思います。
80歳になる母と、初夏の栃木・日光へ旅行に出かけた。
「体が動くうちに行きたいわね」と母が言い出したのがきっかけだ。
目指すは日光東照宮。
徳川家康公を祀る壮麗な社殿、そして日本人なら誰もが一度は目にしたことがあるであろう、あの「見猿・言わ猿・聞か猿」。
見ざる・言わざる・聞かざるの真実
東照宮の「三猿」は、単なるかわいいキャラクターではない。
実はこれは、人間の成長過程を描いた「猿の一生」の一幕。三猿はその中で、幼少期における「純粋さ」や「無垢」を象徴しているという。
「悪いことは見ない、言わない、聞かない」
…まるでSNSのコメント欄のようだな、などと考えつつ、母と一緒に写真を撮った。
そして五重塔が、スカイツリーになった話
東照宮の敷地内には立派な五重塔も建っている。
見上げる母が言う。「こんな細いのに、昔の建物って倒れないのが不思議よねぇ」
この言葉に、私はちょっとした“知識の引き出し”を開けたくなった。
実はあの東京スカイツリーは、まさにこの五重塔の構造を参考に設計されている。
五重塔の中心には「心柱(しんばしら)」という柱があり、地震の揺れを分散し、しなやかに揺れて倒壊を防ぐ構造になっている。
これをヒントに、スカイツリーも中央の制振構造を採用。
つまり、世界一高いタワーの知恵は、1000年以上前の日本建築に由来しているのだ。
「やっぱり昔の人はすごいわね」と母が感心していたが――
この後、すごいのは昔の人じゃなく、“今の生き物”だったと知る。
森の中で、事件は起きた
その後、東照宮を後にして、奥の院へと続く山道へ。
霧がかかる中、杉並木を歩いていると、どこからともなく「湿った気配」を感じた。
「何か…かゆいわね」
と母が言う。見ると足首に小さな黒い生き物がくっついていた。
それは……ヒルだった。
「あっ!! 母さん、ヒルよ!」
「ひぃぃぃぃ〜〜〜〜〜ッ!!」と叫ぶ母。
私の手にもべったり。
ヒルだらけだ。血を吸われている。しかも、かなり元気に。
昼にヒルに血を吸われる
まさにそのとき、頭の中で何かが弾けた。
「昼にヒルにやられるとは…これはまさに、ヒルミステリー!!」
と、自分でも意味がわからないダジャレを口走る。
森に響くのは、ヒルと母の悲鳴、そして私の空回りしたギャグ。
事件は終息へ
幸い、被害は軽症で済み、売店で消毒と応急処置をした。
血は吸われたが、心は満たされた。
80歳の母と行く旅は、ハプニングも含めて宝物のような思い出になった。
母も「やっぱり旅行って、元気が出るわね」
だが私は次はヒルがいない季節に来ようと思う。
次回予告
待ちに待った海外旅行。行先は【東西の十字路 トルコ!】旅行中で、まさかのイスラエルとイランの緊張状態!!
大丈夫?!私、かえって来れるの?!
次回、すまない職場のみんな。そしてさようなら私の有休。。。