雪の日に感じた「支える」ということ
2026.02.16 ソラリス薬局トナリエ北広島店 ブログ
こんにちは、薬剤師のOです。
最近、雪が本当にすごいですね。
この間は、100cm近く降りました。
除雪がとにかく大変。
幸い日曜日だったので、
「月曜日までに車が出せればいいか」と思いながら、ゆっくり雪かきをしていました。
風は強く、足元は不安定。
雪が顔に当たると痛いくらいです。
そんな中、ふと目に入ったのが――
腰の曲がったおじいさん
ご自宅前で、車の除雪をしていました。
「こんな天気の悪い中、無理して出かけなくてもいいのに…」
そう思いながら、私は自分の除雪を続けました。
ある程度終わったので、
家族と歩いてコンビニへ昼ごはんを買いに行こうと外へ出ました。
すると――
さっきのおじいさんが歩いているではありませんか。
もう1時間ほど経っているのに、
まだ100mくらいしか進んでいない。
雪が降り続き、風も強い。
足元はぐちゃぐちゃ。
杖をつきながら、一歩一歩、慎重に進んでいます。
「これはいかん…」
もし転んだらどうする。
この天気で救急車がすぐ来るとは思えない。
私は声をかけました。
「こんにちは。家に帰るんですね?おぶっていきますよ。」
するとおじいさんは、
「おぶっていくのは怖いからいい。」
「じゃあ、肩を貸しますよ。」
「すまんのう、すまんのう。」
そう言って、身体をこちらに預けてきました。
その瞬間――
(うぉ!この人、めっちゃ重いじゃん!?)
ロングコートに腰がかなり曲がっていたので気づきませんでしたが、
ちゃんと立てば180cm近くはありそうな体格。
「わし、75kgあるんじゃ…」
そりゃ重いわ。
雪道で、75kgを支えながら歩く。
正直、腕も腰もプルプルでした。
“支える”ということ
でも同時に、思いました。
ああ、これが“支える”ということか、と。
薬剤師の仕事も、
地域医療も、
在宅も、
介護も。
結局のところ、
まずは支えられる力がいる。
知識も大事。
コミュニケーションも大事。
でも、現場では本当に“体力”が必要な場面がある。
雪国で医療に関わるというのは、
きれいごとだけではない。
- 転ばせないこと
- 安全に帰すこと
- 物理的に支えること
人間を介護するって、まずはパワーだな…と
妙に実感した一日でした。
そして翌日、しっかり筋肉痛になりました。
地域で働くというのは、
こういうことの積み重ねなのかもしれません。